MENU

【東京 愛育病院】無痛分娩は最高だった!私の出産体験ブログ

こんにちは。私は0歳、5歳の2児のワーママです。お目に書かれて光栄です。

現在妊娠中の方は、自分の分娩方法について検討していることでしょう。

初めての出産の方は特に不安に思うことも多いでしょうし、経産婦さんも今回はどのような出産になるのかと不安に思うこともありますよね。しかも、今はコロナ禍。いつもよりもさらに神経すり減らす日々かと思います。

私も2021年に出産したので、同じくコロナ禍で、いつも通りの妊婦生活よりも不安が多い日々を過ごしました。

でも今は無事に出産して、可愛い可愛い赤ちゃんとの生活を楽しんでいます。

この記事では、私の無痛分娩について体験談について一問一答形式でお話してきます。

無痛分娩で出産予定の方、無痛分娩を検討している方に読んでいただけると幸いです。

目次

無痛分娩体験談

なぜ無痛分娩を選んだの?

私は第一子を普通分娩で出産しています。

出産にかかった時間は20時間。一夜を病院で過ごして、翌日にようやく出産しました。

なかなか陣痛が進まなかったため、最後は促進剤を投与し、吸引分娩となり、会陰切開もしました。

私は痛みに強いほうでしたが、この出産体験があまりにも大変で、本当に『ムリ!』と思ったくらいでした。

だから二人目の出産はこの『ムリ!』をもう一度やるのは避けたいと思って無痛分娩を選びました。

でも、正直無痛分娩を選ぶのは直前まで決めかねていました。

理由は

・コストがかかる
・痛みに耐えられるんじゃないか?説
・リスクがある

ためです。

無痛分娩のリスクは怖くなかった?

リスクはどうやっても怖いです。

たまに目をしますよね。麻酔による事故で母体が危機にさらされるってやつ。

悪いニュースばっかり目に行ってしまいますよね。

私もそうでした。

無痛分娩のリスクは、麻酔にあります。

無痛分娩で母体が死亡する確率は、あまりはっきりとしたデータがありませんが、無痛分娩の麻酔が原因で母体が死亡するのは、全国で2~3年に1例と言われています。日本で行われている無痛分娩は年間に5~6万件といわれていますので、多く見積もっても10万人に1人の発生頻度です。

決して高い確率ではないのですが、無痛分娩が進んでいない日本において、無痛分娩での死亡事故については大きく取り上げられるため、必要以上に妊婦やその家族に恐怖を与えているように感じます。

リスクは当然あるのですが、そのリスクを少しでも下げるように、無痛分娩の実績のある病院を選んだり、何かあったときに対処できる病院を選んだりすることが自分ができるリスク対策になります。

無痛分娩はどのように進むの?

無痛分娩は病院によって計画的に行われるところと、自然に陣痛が来るのを待って子宮口がある程度相手から麻酔を入れるパターンがあります。私は後者、子宮口が4センチの時に麻酔を入れました。ですので、ここでは陣痛が来てから麻酔を入れる分娩について解説します。

STEP
自宅にて陣痛確認

あれ?陣痛かな?ということで、病院に電話して確認後、病院に向かいます。

STEP
病院で内診

病院到着後、内診して本陣痛だなと分かったら入院。
麻酔を入れるかどうか確認される。

ここは自己判断だけど、まだ耐えられるなぁと思っても急に陣痛は進むから、麻酔を入れても良いなら入れちゃうことをお勧めします。

STEP
麻酔開始

麻酔は硬膜外麻酔です。
麻酔を入れるための麻酔をして、そのあとに硬膜外麻酔を行います。
痛い、体を丸く曲げるのがつらいという意見もあるけども、私は全然平気でした。

STEP
麻酔の調節

麻酔を入れてもらうと背中のほうから足にかけて液体が流れていくのが分かるかのようにひんやりとしていきます。30分経たないうちにさっきまで感じていた陣痛の痛みが分からないくらいしっかりと麻酔が効きます。

STEP
子宮口全開になるのを待つ

あとは子宮口全開になるまでひたすらベッドの上で待ちます。麻酔をしているので、ベッドから立ち上がることはできません。トイレも導尿です。もう全然痛くないので、波形を見ながら陣痛が来ているな~赤ちゃん元気かな~というのを見たり、スマホをいじったり・・・余裕すぎます。

STEP
いざ出産!

子宮口が全開になるといよいよ出産です。陣痛の波に合わせて思いっきりいきみます。麻酔はかけているけど力はちゃんと入ります(入るように感じているだけかもしれないけども・・・)。

いきむために陣痛の痛みは10段階の2くらいは感じる程度の麻酔にしておいたほうが良いです。全く痛みを感じないといきむタイミングが分かりません。それに2くらい感じると、生まれる瞬間の感覚も味わうことができます

STEP
おめでとうございます!

出産おめでとうございます!無痛分娩でも当然のことながら赤ちゃんが出てきにくかったら会陰切開もあり得ます。私は会陰切開もしています。全く痛くないけどね!

生まれた赤ちゃんの様子を隣で見ながら、出産の後処理をされている状態です。気持ちも体も余裕に満ち溢れていて、無事に出産したことへの安堵と幸せな気分で満たされます。この感覚が普通分娩にはないものでした。普通分娩の場合は、疲れすぎてて、出産し終わったら幸せとかそういう気分じゃなくて解放された!って感じでした。

麻酔は切れたりしない?

当然ながら麻酔は切れてきます。

だけど、切れたらちゃんと追加してくれるので問題なし!

麻酔が切れてくると、だんだんと痛いなぁという感覚が戻ってくるので、その時に麻酔科医に麻酔の追加をお願いしましょう。あんまり耐えないほうが良いです。痛くなってからでは聞くのに少し時間がかかるので、、、そろそろ痛いなって思ったら調整してもらってください。

また、麻酔を強く効かせる場所もどんどん下のほうに移動していくので、その調節もしてくれます。兎に角がせっかく麻酔分娩をしているんだから、麻酔をちゃんと使ってくださいね!

無痛分娩のメリットってなに?

陣痛の痛みが軽くなります。これは無痛分娩の最大のメリットです。

「スイカを鼻から出す痛み」とか「指を切断するくらいの痛み」などと言われるくらいの痛みから解放されます。本当に解放されます。

また産後の回復が早いとも言われています。しかし、これは体力の消耗が少なかった場合には確かに回復は早いですが、微弱陣痛が続くことにより陣痛時間が長くなった場合は必ずしも回復が早いとは言えないかもしれません。
ただし、産後の回復という意味においては、痛みによるストレスがない分、精神的な回復が大いにあると言えます。
実際に私は自然分娩の際は、精神的にも疲れ切ってしまい、出産が終わったことへの安堵だけであって、子供に対して愛情を抱いたり、感動を味わうことは少なかったです。その点、無痛分娩では生まれた直後から母性にあふれていました。

陣痛の痛みが軽減される
産後の回復が早い(精神的な部分が大きい)
会陰切開時の痛み、縫合の痛みが軽減される

無痛分娩のデメリットはなに?

硬膜外麻酔を行うので、その麻酔による身体への影響についてはデメリットといえます。ただし、発生しても軽微なものであったり、深刻な状態になることは稀であるので、大きなデメリットととらえる必要はないでしょう。

発生する症状としては

  1. 足の感覚が鈍くなり、力が入りにくくなる
  2. 尿意を感じにくくなる、尿が出しづらくなる
  3. かゆみ、発熱など

などがあげられます。
私が麻酔の影響で起こった体の変化としては、39度近い熱が出ました。
しかし、そもそも赤ちゃんが生まれてくる部屋は暖かく設定してありますし、アドレナリンが出ているので、熱が出たからといって全く倦怠感等の不快感はありませんでした。また出産後すぐに熱は下がりました。

また出産後の初回の尿意が戻るまでの時間がかかりました。また尿が出しづらかった症状もあります。自分で排尿できないと導尿されてしまうので、そちらの処置が痛いので避けたいところです。私は何とか避けられました!

無痛分娩の最大のデメリットは、微弱陣痛によって出産までの時間が長くなることです。痛みがなくなったことにより、陣痛が弱くなってしまうことです。陣痛は赤ちゃんを押し出すエネルギーとなるものなので、陣痛が弱いと赤ちゃんを外に出すことだできません。結果的に陣痛促進剤を使ったり、吸引分娩等の医療補助が必要になるケースがあります。

私の場合も微弱陣痛となりましたので、陣痛促進剤を利用し、分娩しました。分娩所要時間は陣痛開始から8時間で、経産婦の平均分娩時間と同等ですので、無痛分娩をしたからと言って一概に分娩時間が長くなるということもありません。

もう一つのデメリットとしては、やはり費用面でしょう。これは病院によりますが、自然分娩の費用に加えて費用はかさみます。
ただ、経験者の私としては、その費用を払う価値があると思っています。

麻酔による身体への影響(発熱、かゆみなど)
微弱陣痛による分娩時間の長期化
費用が高い

無痛分娩の病院はどうやって決めたの?

ここまで読んだ方で、無痛分娩を希望したい、と思った方もいるのではないでしょうか。より安全な無痛分娩をするには、どのように産院を選べばいいのでしょうか?チェックすべき点は何点かあります。

  1. 専門である産科麻酔科医が麻酔をするかどうか
  2. 24時間体制で麻酔が可能かどうか
  3. 計画的な無痛分娩なのか

ます①については、無痛分娩の麻酔は、専門である産科麻酔科医が行うのが望ましいとされています。しかし、麻酔科医が少ないため、産科医が行うケースもあるようです。より安全性を取るのであれば、麻酔科医が常勤している産科を選ぶほうがよいでしょう。

②は病院のスタイルによるのですが、病院によっては日中帯のみ麻酔科医がいるため無痛分娩を可能としているところもあります。この場合、夜中に陣痛が来た場合は無痛分娩を希望しても日中帯になるまでは陣痛に耐える必要が出てきます。必ず無痛分娩を望むのであれば、24時間体制で無痛分娩が行える病院を選ぶことをお勧めします。

③も病院のスタイルによりますが、出産日を計画的に決めてその日に無痛分娩を行う病院があります。計画分娩なので陣痛を故意に発生させるため、子宮口を広げる処置や陣痛促進剤を利用した分娩になることが一般的です。ちなみに私が出産した愛育病院では計画分娩は行っていません。

次に選ぶなら普通分娩?無痛分娩?

間違いなく無痛分娩を選びます。

一度経験してしまったので、もう普通分娩には戻れません!

無痛分娩は本当に素晴らしい出産方法です。出産は痛みに耐えてするものだ!という考えもありますが、私はそうでなくても全力で自分の子供は可愛いですし、痛みを和らげる方法があるならそれに越したことは無いと思います。

ただ、何よりも大事なのは、自分が納得できる出産であり、安全な出産であることです。だから究極的には分娩方法はどれでもよくて、母子ともに健康な状態で出産が終えられることに越したことはありません。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

無痛分娩は、お産の痛みが和らぐため、痛みによる不安も取り除かれます。私自身は本当に選択して良かったと思っています。これからご検討される皆さんは、医師からのご説明を聞いて理解を深め、ご家族とも会話して最良のご選択をしてくださいね。
ママも赤ちゃんも健康であることが最優先。納得できるお産ができるよう、心より願っております。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次
閉じる